Twitterのタイムラインを見ていたら、気になる写真を見つけました。
Twitterはキャッチーな写真や画像処理で作られた写真ばかりだけど、息さん(@1ki___ )の写真は、普通の風景。
だけど、すごく伝わる。 https://t.co/OZu5gdYXvB— NAOVIC ナオビッチ (@naografo) November 17, 2019
見た目だけの写真
最近のSNSでいいね!の数が多い写真は、見た目キレイみたいな写真が多いと思いませんか?
キレイならいいのかもしれないけど、写真から何か伝わるかといえば特にない。
同じような写真
なんで何も感じないのかなって考えてみたんですね。
しばらく考えていると、気づいたことがありました。
写真が似てるんですね。
どう似ているかを簡単に説明すると、新海誠さん風。
逆光、コントラストの高い風景、逆にノスタルジーを感じる淡い雰囲気。
新海誠さんはオリジナルなので表現があります。
それをコピーしても、しょせんは劣化コピーなので中身は無くなりますよね。
被写体の力
被写体の要素を組み合わせた、被写体の力だけの写真ということが言えると思います。
ぼくも被写体の力を借りたような写真を撮ることはありますが、それはその被写体に何かを感じたからであって要素を組み合わせた訳ではありません。
さらに同じテイストの写真ばかりが連続する。
それはフォロワー数・RT数・いいねの数を増やすための戦略かもしれない。
でも、それって何かが違う気がします。
作風
写真家の森山大道さんはアレブレボケの写真ばかり撮っていると言う人がいるかもしれません。
確かにそうです。
でも、ひとつ大きなことを忘れています。
森山大道さんはオリジナルなんです。
アレブレボケは森山大道さんが作ったオリジナルの作風です。
自分の表現を追求していた結果、そこにたどり着いた訳です。
意味が全く違うし、レベルの全く違います。
写真家は写真で表現する人
フォロワー数が多い、いいねが多い人が必ず写真がうまいわけではないです。
それはひとつの事象でしかありません。
フォロワー数が多い、いいねが多いなんて、写真で表現する上で全く意味がありません。
フォロワー数が少ない、いいねがほとんどもらえなくたって、自分の表現を写真でしている人は写真家です。
自分が撮りたい写真ではなく、みんなに気に入ってもらえる写真を撮って、楽しいですか?
写真の楽しさはもっと別のところにありますよ。
そして、写真はアクセサリーではありません。
どんなにダサくたっていいです。
自分が表現したい事を写真を使って表現してください。
そんな人が、たくさん増える事を祈っています。
じゃないと、エセ写真家ばかりになってしまいます。