写真が上手になりたいと思っている人が意外にしないのが上手な人をマネることです。
パクっているとか思っちゃうのかもしれませんが、そんなことを気にする必要はないですよ。
だって、パクったって同じ写真が撮れるはずがないし、もし撮れたなら、その写真家はあんまりということです(^o^)
どんどん、パクっていきましょう。
そこで今回は写真が上手になるキーワードの入った写真家の言葉をピックアップするので、写真へのスタンスをマネていきましょう。
木村伊兵衛
「いい被写体が来たって思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。そのあいだに絞りと、シャッタースピード、距離なんかを合わせておくんです」
スナップ写真の神様です。
現在も「木村伊兵衛写真賞」が毎年3月ごろに発表されるので、写真を撮っている人で木村伊兵衛さんを知らない人はいないと思います。
被写体が来たと思ってからでは遅くて、溶け込めばその前にわかるというのは、さすがスナップの神様という発言。
ただ、神様だからわかるのではなくて、その場の空気に溶け込むということがこの言葉のポイントです。
これってスナップ撮影する上で大事なことです。
その場の雰囲気に馴染むことでカメラを意識させることなく撮影ができますよね。
そして溶け込むということは、周りの状況を感じとるということです。
撮影者がその場所、その瞬間を構成する人になることで決定的瞬間に出会えるということです。
カメラ女子にオススメするFirst step ①
まず写真を撮ることは意識せず、その場の雰囲気に溶け込んで周りの人たちの動きを感じてください。
森山大道
「世界はいつも、決定的瞬間だ。」
「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風の写真で有名になった写真家。
「アレ・ブレ・ボケ」というのは荒れた粒子のブレているピントのボケた写真を省略して表現した言葉です。
美しい階調、ブレていないシャープなピントの写真を否定する事で写真での表現を根本から変え、新しい表現を追求していました。
美しい場所、見栄えのする被写体があれば、いい写真が撮れると思っていませんか?
それはあくまで表面的なものでしかありません。
写真の本質はその場所で、その瞬間しかないものを残す事ができるという事なんです。
そこに撮影者の想いを表現する。
それが写真表現のすべてだと思います。
だから、世界はいつも、決定的瞬間になるわけです。
カメラ女子にオススメするFirst step ②
そして、自分の心が動かされていた瞬間があれば、その写真を撮ってください。
それがキミの決定的瞬間です。
ハービー・山口
「人々の笑顔や優しい目、世界が決して、失くしてはいけないものを、撮り残しておきたい」
ミュージシャンの写真を多く手がける写真家です。
とても優しさの溢れたポートレート写真を撮影します。
ロンドンでデビュー前のボーイ・ジョージと共同生活していた事でも有名ですね。
世界が失くしてはいけないもの、キミは何を思い浮かべますか?
ボクは人の想いだと思います。
だからボクは被写体の想いを感じ、さらに自分の想いをのせてシャッターをきります。
世界というと話が大きくなってしまうので自分が決して失くしていけないものと置き換えてみます。
失くしていけないものは何でしょうか?
それは大事にしたいことではないでしょうか。
大事にしたいことは撮影者が写真を通して伝えたい内容と同じだとボクは考えています。
カメラ女子にオススメするFirst step ③
思い浮かんだらそれを言葉にします。
そして、その言葉をテーマに写真を撮ってください。
終わりに
参考になったでしょうか?
どういうスタンスで写真を撮ったらいいか分からず迷っていた人は「カメラ女子にオススメするFirst step」をぜひ、試してみてください。
写真が必ず変わります。
そして表現するという意味が分かり始めるはずです。
大事なことなので何度も言いますが表面的に綺麗だったり鮮やかだったりする写真を撮っても意味がないです。
その写真は一般受けするかもしれません。
いいねがいっぱいもらえるかもしれません。
でも、それは被写体に依存した、ただの複写です。
誰でも撮れる写真をカメラ女子のキミが撮る必要はありません。
受けないかもしれないし、誰もリアクションしてくれないかもしれない。
それはつまらないし、寂しいですよね。
ボクもいいねがいっぱい付いている写真を完コピーしようかと思う時もあります(^◇^)
だけど、自分の表現を捨ててはダメなんです。
続けていれば、必ず伝わるし、その表現がオリジナリティなんです。
自分の表現を大切にして写真を撮っていこう!
最後まで読んでくれてありがとうございました🙇