「ハッセルブラッド Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0」の透明感がスゴい!

名古屋の写真家、naovic( ナオビッチ )が紹介するHasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0 hasselblad

Hasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0

レンズ選びは写真を撮影する上で大事な要素です。

焦点距離も様々ですし、レンズの性格もそれぞれ違うことがレンズ選びを難しくしています。

自分の表現したい内容によって、レンズをうまく選択できるようになると写真が変わります。


今回は女の子のポートレートにオススメのレンズを一本、紹介したいと思います。

このレンズを使っている人は少ないので、使うだけで違う雰囲気の写真が撮れます。

それではなぜ、ぼくが女の子のポートレートに、このレンズをオススメするでしょうか?


まず、女の子を綺麗に撮る為に必要な要素はなんだと思います?

ぼくは描写の柔らかさが最大の要素だと思います。

柔らかさというとソフトフォーカスのようなものとは違います。

きちんとした解像感がある中での描写の柔らかさです。

柔らかさと言うのは光から影への調子が豊かなこと。


それでは、描写の柔らかさという要素でレンズ選びを考えていきたいと思います。

まず最新のレンズは解像感や歪みに対しての性能はとても高いのですがシャープすぎる傾向があります。

特に国産メーカーのレンズは全般的に光学的性能は高いのですが、柔らかい表現にはあまり向いていないことが多いです。


そんな条件とたくさんのレンズを使ってきたぼくがオススメするレンズはコレです!

「Hasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0」

泣く子も黙る「Carl Zeiss」のplanarは凄いです。

知っている人なら納得してもらえるはずです。


そして、このレンズはハッセルブラッド6X6用のレンズです。

このレンズを35mmフルサイズデジタルカメラを使って撮ることにより、イメージサークル中心の美味しい部分だけを使えます。

聞いただけで、凄そうじゃないですか。

本当にすごいんですけどね。


一番の難点はマニュアルフォーカスだということです。

そして開放値がF4の為、ファインダーが暗い。

さらにピント合わせがシビアにさせます。

難易度は高いですが、うまく使いこなせば最強のポートレートレンズ。

聞けば聞くほど、使いたくなってきませんか。

ぼくは半切プリントなど、大きくプリントする際に使用しています。


Canon EOS-5DsR+Hasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0

説明してきましたが、言葉だけではわかりづらいですよね。

フォトグラファーの僕が紹介しているのに言葉での説明だけなんて意味がないですよね。

そこで、撮影した写真をまとめたので見てもらえればと思います。


35mmフルサイズデジタルカメラと「Hasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0」の組み合わせで撮影した写真。

この写真たちに表現されている、柔らかさの中にある空気感と透明感は、きっと伝わるはずです。


コマーシャルフォトグラファーがHasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0を使って撮影したコスプレ写真

コマーシャルフォトグラファーがHasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0を使って撮影したコスプレ写真

コマーシャルフォトグラファーがHasselblad Carl Zeiss Macro-planar CFi 120mm F4.0を使って撮影したコスプレ写真