富士フイルムから「X-T30」が発売されました。
コンパクトモデルの「X-T20」から各部をリファインされた新型モデル。
スタンダードクラスのカメラは、どのように性能アップしたのでしょうか。
「X-T30」は「X-T20」からココが進化した!
X-T30 | X-T20 | |
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有効画素数 | 2,610万画素 | 2,430万画素 |
撮像素子 | 23.5mm×15.6mm X-Trans CMOS 4センサー |
23.5mm×15.6mm X-Trans CMOS IIIセンサー |
撮影感度 | ISO160~12800 | ISO200~12800 |
記録画素数 | 6240×4160 | 6000×4000 |
フィルムシミュレーションモード | 16モード | 15モード |
Bluetooth | Bluetooth Ver 4.2 | NONE |
撮像素子
「X-T20」の2,430万画素から2,610万画素にアップグレード。
上位機種の「X-T30」と同じ、2,610万画素のX-Trans CMOS 4センサーになりました。
センサーが変わったことにより画質の向上はもちろん、AF性能も格段に向上しました。
特に違いを感じるのは瞳AF時にコンティニュアスAFが、しっかりとピントを追い続けてくれることです。
ぼくもそうなんですが、ポートレートを撮影するときは単焦点の大口径レンズを使いますよね。
そうすると、被写界深度が浅くなりがちなので、瞳にピントを合わせたいと思っても外れることがあります。
そんな時、強い味方になってくれます。
ピントをしっかり追ってくれれば、画づくりに集中でき、思ったタイミングで撮影できるので、写真の仕上がりにも大きな違いが出てきます。
ジョイステックレバー
「X-T20」では十字キーでしたが、ジョイスティックレバーに変更されました。
その事により、操作性が大幅にアップ。
AF測距点の移動も素早く行うことができます。
「X-T30」の主な仕様
有効画素数 | 約2,610万画素 |
撮像素子 | 23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOS 4センサー |
最大記録画素数 | 6240×4160 |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
撮影感度 | ISO160~12800(1/3段ステップ) |
測光方式 | TTL256分割測光 |
シャッター形式 | 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
フォーカスモード | シングルAF コンティニュアスAF MF(リング回転式) |
AF方式 | インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF) |
AFフレーム | 13×9/25×17のエリア選択 |
フラッシュ | 手動ポップアップ式 ガイドナンバー/約5(ISO100・m) |
ファインダー | 0.39型有機ELファインダー 約236万ドット 視野率約100% 0.62倍 |
液晶モニター | 3.0型/3:2アスペクト/2方向チルト式 タッチパネル付きTFTカラー液晶/約104万ドット |
フィルムシミュレーションモード | 16モード |
ワイヤレス転送部 | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth Ver 4.2 |
標準撮影枚数 | 約380枚 |
寸法 | [幅]118.4mm×[高さ]82.8mm×[奥行き]46.8mm |
質量 | 約383g |
まとめ
コンパクトで安価なスタンダードクラスなのに、上位機種の「X-T3」との違いが、画質には大きく影響しないというのがポイントです。
違いとしてはEVF解像度が約369万ドットから約236万ドットにとどまることや、ファインダー倍率が0.75倍ではなく、0.62倍であること。
他は連続撮影枚数、4K動画のフレーム数、最高シャッタースピード、液晶モニターのチルト方向などの性能が落ちることです。
ぼく的にはファインダー以外は、それほど関係ないですね。
動画も撮らないし、スポーツやレースを撮ることもないから。
むしろ、軽量でコンパクトだということの方が、大きなアドバンテージです。
その上、「X-T3」が16万円台、「X-T30」が10万円台という価格差も大きいですね。
浮いたお金で、良い単焦点レンズを買ったほうが絶対に良いと思います。
スナップやポートレートを撮影する人には、「X-T30」が間違いなくオススメですよ。
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