オリンパスのマイクロフォーサーズミラーレスカメラ「OM-D E-M10 Mark IV」が2020年8月4日に海外で発表されました。
価格はボディが699.9ドル、14-42mmEZレンズキット付きは799.9ドル。
2020年9月25日より発送とのことです。
今回は「OM-D E-M10 Mark IV」の特徴と現行機種「E-M10 Mark III」と比較します!
OLYMPUS「OM-D E-M10 Mark IV」の特徴
5軸手ぶれ補正
E-M10 Mark IVは、手ブレによるブレを解消する技術を搭載。
5軸手ブレ補正は、シャッタースピードを最大4.5段分まで自動補正します。
三脚やステディカムを必要とせず、手だけでクリアでシャープな静止画とスムーズな4K動画を撮影できます
シャッターチャンスを逃さない
被写体は常にじっとしているわけではありません。
動きの速いアクションを撮影するためには、スピード感のあるカメラが必要です。
E-M10 Mark IVはそれを実現しました。
秒間15コマの高速撮影で、アクションシーンを完璧に捉えます。
顔優先AF・瞳優先AF
E-M10 Mark IVは、顔優先AFと目優先AFを搭載しているので、ピントを合わせやすく、美しいポートレートを簡単に撮影できます。
高速で正確なオートフォーカスシステムは、動いている被写体に追従してピントを合わせます。
オリンパスのプロカメラにも採用されている高度なアルゴリズムが、被写体の動きを正確に予測します。
約2030万画素Live MOS センサー
あらゆる瞬間を鮮やかにとらえます。
私たちのハイテクイメージセンサーは、驚くほど詳細な写真とビデオを提供します。
「E-M10 Mark IV」と「E-M10 Mark III」の違いをピックアップ
E-M10 Mark IV | E-M10 Mark III | |
---|---|---|
有効画素数 | 約2030万画素 | 約1605万画素 |
撮像素子 | 17.4 x 13.0mm Live MOS センサー |
17.3 mm×13.0 mm Live MOS センサー |
処理エンジン | TruePic VIII | TruePic VIII |
ISO感度 | 約80~25600 | 約100~25600 |
連写 | 最速15コマ/秒 | 最速8.6コマ/秒 |
動画 | 3840×2160(4K)/30p | 3840×2160(4K)/30p |
オートフォーカス測距点 | 121点(コントラストAF) | 121点(コントラストAF) |
ファインダー | アイレベル式OLEDビューファインダー 約236万ドット |
アイレベル式OLEDビューファインダー 約236万ドット |
モニター | 3.0型可動式液晶 約104万ドット |
3.0型可動式液晶 約104万ドット |
手ぶれ補正 | ボディー内手ぶれ補正(4.5段) 撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正 |
ボディー内手ぶれ補正(4段) 撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正 |
寸法(幅×高さ×奥行) | 121.7mm(W)×84.4mm(H)×49mm(D) | 121.5mm(W)×83.6mm(H)×49.5mm(D) | 重さ | 約383g | 約410g |
フォトグラファーから見た「E-M10 Mark IV」
エントリーグレードの機種としては十分すぎる性能じゃないかなというのが率直な感想。
イメージセンサーが「E-M10 Mark III」の約1605万画素から約2030万画素にグレードアップ。
マイクロフォーサーズだということを考えると、センサーのサイズ的に限界に近い画素数だと思う。
AFはフラッグシップのE-M1Xと同じ動体検出アルゴリズムを搭載したということで、精度がかなり向上しているはず。
画像エンジンは変更されず、ボディ内5軸手ブレ補正はシャッタースピード4段から4.5段に向上。
サイズはほぼ一緒だけど、重さが410gから383gと軽くなっている。
性能が向上したうえに、軽くなっているというのはスゴいことだよね。
マイクロフォーサーズのメリットが自分の撮影スタイルにあっていて、絶対条件がなければ「E-M10 Mark IV」を選んで失敗はないかな。
デザインがちょっと懐かしい感じがするのも、好きな人にはたまらないと思う。
海外でレンズ付きが799.9ドルということから考えると日本での価格は10万円以下は間違いない。
全ての条件を考えると価格的にも性能的にも安心してオススメできるカメラというのが「E-M10 Mark IV」の結論です。
引用はすべて「E-M10 Mark IV 公式サイト」より