キヤノンからRFマウントの「RF70-200mm F2.8 L IS USM」が2019年11月22日に発売されることが発表されました。
キヤノンの「70-200mm F2.8 L」と言えば、今までとてもお世話になってきた「EF70-200mm F2.8L IS III USM」。
ということで、どこが違うのか検証してみます。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」の特徴
世界最短・最軽量ボディー
RFマウントが大口径マウントということとミラーレスの特徴であるショートバックフォーカスを生かした設計で小型化を実現しました。
開放F値2.8のレンズとしては世界最短・最軽量。
全てのズーム域で高画質
スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ3枚、UD非球面レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚、を含む13群17枚の光学設計。
そのため、どの焦点距離でも安定した描写力を発揮します。
手ブレ補正効果が最大5段分
制御アルゴリズムの見直しと、デュアルセンシングISにより最大5段分の補正効果。
望遠ズームは手ブレが出やすいので、必須の機能ですね。
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」と「EF70-200mm F2.8L IS III USM」のスペック比較
RF70-200mm | EF70-200mm | |
---|---|---|
画角(水平・垂直・対角線) | 29°~10°・19°30′~7°・34°~12° | 29°~10°・19°30′~7°・34°~12° |
レンズ構成 | 13群17枚 | 19群23枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) | 8枚(円形絞り) |
最小絞り | 32 | 32 |
最短撮影距離 | 0.7m | 1.2m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 | 0.21倍 |
フィルター径 | 77mm | 77mm |
最大径×長さ | 約φ89.9×146mm | Φ88.8mm×199mm |
質量 | 約1,070g(三脚座含まず) | 約1,480g(三脚座含まず) |
まとめ
第一印象としては、すごくコンパクトだなという感じ。
イメージとしては「EF200mm F2L IS USM」に似てるですかね。
さらに400g軽量、つまり5000mlのペットボトル分近く軽いわけですから、持ち運びや取り回しはすごく楽になると思います。
実際のケースだとロケに行くためにカメラバッグに機材を詰めると望遠ズームって本当に邪魔なんですよ。
この「RF70-200mm F2.8 L IS USM」だったら、望遠ズーム1本しか入らなかった場所に2本分入れれるようになっちゃいます。
すごい楽ちん。
キヤノンに限らず、ズームレンズは周辺の描写が気になるんですが、このレンズはあまり気になりませんね。
これが光学設計のおかげなのか、RFマウントが大型だからなのかはわかりませんが、安心して仕事でも使えそう。
ボケ味は望遠ズームとしては、かなり優秀。
個人的には流れるようなボケの出方というのは、あまり好きではありませんが、不自然さはありません。
「EOS-R」シリーズのユーザーなら、買っても損のない望遠ズームだと思います。
値段はそれなりにするので、撮影の仕事をしていないのなら単焦点をオススメしたいところです。
ただ、仕事で使うなら心強い相棒になってくれることは間違いないですね。