以前、記事にした「プロカメラマンが選ぶ!レベル別カメラマンアシスタント道具」をわかりやすく、動画にしました。
今日はLv.3の基本的なカメラマンアシスタント道具を紹介します。
今回で最後となりますが、LV.1〜3の動画をすべて見て実践してもらえれば、カメラマンアシスタントとしては最高レベルの道具を持っていることになります。
音声だけでも十分ですので、スタジオの片付けでも、しながら見てください。
レベル別カメラマンアシスタント道具 Lv.3
これを持っていてもらえれば、アシスタント様と呼ばさせていただきますレベルです。
動画で紹介したアシスタント道具
露出計
ストロボで撮影する時には必ず必要です。
何灯も使うようなライティングの撮影は方向性を決めて、1灯づつ露出計で明るさを測りながら作り上げます。
ポスターになるようなポートレート撮影だと肌の階調を綺麗に表現するため、細かく明るさをチェックします。
もちろん、基本的にはカメラマンが露出を見ます。
ただ、テストを重ねながら、部分的に露出を確認したい時などがあります。
そんな時にアシスタントが露出計を持っていると、カメラマンが動かずに露出を確認できるので時間短縮が図れて助かります。
メジャー(コンベックス)
建築の室内撮影でカメラの高さを一定にしなければならない場合やどうしても三脚やライトスタンドの高さを変えた後、元に戻さなければならない事があります。
そういう時は三脚やライトスタンドの高さを測ってメモします。
そうすると、元の高さに戻す時間が短縮され、復元性が高くなるので広告写真撮影では必須の道具です。
白手袋
商品撮影などでは直接、素手で触ると指紋がついてしまいます。
基本的に商品はクライアントから、お預かりする大切なものですので、取り扱いには細心の注意を払います。
商品を触ることが多い、アシスタントが白手袋をして取り扱えば、現場でのクライアントの信頼度も上がります。
白手袋の種類はいろいろありますが、なるべくケバたちにくくホコリが出にくいものがオススメです。
ハレ切り
この言葉はあまり一般的ではないかもしれません。
ハレ切りというのはレンズに直接、光を入れないために使用したりする黒い紙や板をさします。
撮影用品としてはフラッグと呼ばれる、枠に黒布を貼ったものを見たことがある人は多いと思います。
なぜ使うかというと直接、レンズに光が入ってしまうと描写が甘くなるので光が入らないようにレンズ前に黒い紙などを入れて直射光をカットします。
時間のないロケ撮影などでは、忘れがちですが、アシスタントがハレ切れを用意してくれると、助かります。
他の使い方として、ロケだと太陽の光が強く明るい為、カメラの液晶のプレビューが見にくいことがあります。
そんな時、ハレ切りで直射光をカットしてくれると、ものすごく見やすくなります。
なんてよくできたアシスタントなんだと感動してしまうレベルですね。
まとめ
今回で「プロカメラマンが選ぶ!レベル別カメラマンアシスタント道具」の解説は終了です。
これだけのアシスタント道具を用意できるフリーのカメラマンアシスタントがいたら、ボクなら確実にリピーターになります。
フリーの人は現場のひとつひとつが次への仕事へつながっているので、アシスタント道具で差をつけて、できるカメラマンアシスタントを目指してください。
質問があれば、SNSでもYouTubeのコメント欄でも、どんどん質問してくださいね。