シンクロターミナルが無い?
最近のデジタル一眼レフカメラはシンクロターミナルがついていないものが増えてきていますよね。
以前はプロ機という確固たる住み分けがあり、必ずシンクロターミナルがついていたので特に困ることはありませんでした。
今は、デジタルカメラ全体のレベルが上がってきたので中級機でも十分に能力が高く仕事に使えます。
ただ、中級機にはシンクロターミナルがついていないのでストロボを使いたいときにどうしようかとなることも。
シンクロターミナルへの対応を表にまとめました。
カメラ | シンクロターミナル | 価格 |
---|---|---|
Canon | ||
EOS-1D X Mark II | ◯ | 530,000円 |
EOS 5D Mark IV | ◯ | 280,000円 |
EOS 6D Mark II | X | 170,000円 |
EOS R | X | 200,000円 |
EOS RP | X | 150,000円 |
Nikon | ||
D5 | ◯ | 560,000円 |
D850 | ◯ | 350,000円 |
D500 | ◯ | 170,000円 | Sony |
α9 | ◯ | 430,000円 |
α7R III | ◯ | 310,000円 |
α7 III | X | 220,000円 |
中級機クラスまでシンクロターミナルが付いているのはニコンだけです。
さすがニコン、昔からカメラを作っているという誇りを感じますね。
というわけでシンクロターミナルが付いていないカメラでもストロボが使いたい。
そんなワガママをかなえてくれる機材を紹介したいと思います。
それはラジオスレーブというものです。
カメラのホットシューに送信機をつけてジェネレーターのシンクロソケットに受信機のシンクロケーブルを差します。
これだけでシンクロターミナルが付いていないカメラでもストロボを使うことができるわけです。
各ストロボメーカーからも同じような商品が発売されていますが同じメーカーしか対応できないという弱点があります。
でも、今から紹介するラジオスレーブはどのストロボでも使用できるという最高のアイテムなんです。
PIXEL Pawn TF-361
仕様
チャンネル | 16 |
無線周波数 | 2.4GHz |
システムモード | FSK2.4GHzのワイヤレスシステム |
コントロール距離 | 80M以上(無障害の場合) |
フラッシュシンクロ | 1/320秒 |
トランスミッタの体積(L×W×H) | 66X37.5X28.5mm |
レシーバー寸の体積(L×W×H) | 80X37.5X30mm |
チャンネルが複数あり、混線のリスクも少ないです。
そして、距離も80m届くので安心して使えますね。
紹介していきます!
パッケージです。
トランスミッターとレシーバーの組み合わせになっています。
レシーバの方が大きいです。
レシーバのオモテ面です。
電源スイッチも大きくて操作しやすいです。
右側にランプも点灯するのでエラーなどの状況もわかりやすいです。
レシーバーのウラ面です。
スタンドにつけることができるよう、ネジ穴もきってあります。
手前に見えるジャックはシンクロコードを差すところです。
レシーバーのウラ蓋を外すと単4電池を入れる場所と設定変更のDIPスイッチがあります。
トランスミッターのオモテ面です。
電源ボタン、各種インディケーター、テストボタンが配置されています。
左側のランプの色で状態を表します。
トランスミッターのウラ面です。
シューにつけれるようになっていて、ロックダイヤルもついています。
トランスミッターのウラ蓋を外すとボタン電池CR2032と設定変更のDIPスイッチがあります。
おわりに
写真で紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
実際に撮影で何度か使用しましたがエラーが出ることも無線が届かない事も無く、快適に使用できました。
特にモデル撮影ではシンクロコードの呪縛から解放されて、自由に動き回ることができたのでストレスフリーでした。
その結果、クライアントからも良いアングルがたくさんあって、選ぶのに困ったとお褒めの言葉。
これは副産物ですが、とても嬉しいことですよね。
シンクロコードが邪魔だなと思っている人には絶対に良い機材だと断言できます。
価格も安いですし、試す価値は充分にあると思いますよ。